梅雨寒の頃
2020年7月10日
こんにちは。スタッフの森川です。
ここ数日、衣服がまとわりつくような蒸し暑さですね。
梅雨時期にはその水気が身体を、時には心まで重たくするように感じます。
梅雨の頃の低温を「梅雨寒」ともいいますが、
気温が顕著に下がる日にはぞくぞくと背中に寒気が走ることも。
身体の調子をととのえるのが難しい時期ですが、元気に乗り切りたいところです。

さて、7月のりげんどうでは、梅雨の身体がよろこぶお料理をご用意しております。
主菜には、疲労回復に効果のあるとされる豚肉を。
出汁でさっとゆがき、森田醤油店のさっぱりとした柚子ぽん酢をあわせました。
また小鉢には、冬瓜の煮物をつめたく冷やしてお出ししています。ウリ科の野菜には、身体の熱をとり余分な水分をのぞいてくれる作用がありますので、重だるさを感じやすいこの時期にはぴったり。皮をむいて下茹ですると、翡翠色にひかる冬瓜のうつくしいこと。
身体を冷やしすぎないよう、生姜と青紫蘇を添えておつくりしました。

旬の食材で、身体も心もすこやかにととのいますよう。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
カテゴリー:お食事、デザート(カフェタイム)
草花のこと
2020年7月9日
こんにちは。スタッフの森川です。
今日は店内に生ける草花についてお話したいと思います。
お店が営業自粛となった4月のこと。
外出もままならない中で、日々のなぐさめは一日に一度自宅近くを散歩する時間でした。
行く場所があるでもなく、気のおもむくままのんびりと歩いていると、
目に入ってくるのは小さく可憐な野の花々。

普段せわしなく自転車で通る時には気が付かなかったのですが、
注意して歩いていると、見たことのない植物があちらにも、こちらにも。

道端で出会う草花には、生花店に並ぶバラやダリアなどの華やかさはないものの、
なにか心に寄り添い、沁みわたるやさしさがあるように思いました。
咲こう、咲こうとする春の息吹をそこかしこに感じると、
ふさいでいた自分の心もゆっくりとほぐれるようでした。

お店が再開した日には、このちいさな草花を生けよう。
古民家のぬくもりに自然のいろどりを添えよう。
そう思ってからは、植物図鑑を片手に散歩するようになりました。
図鑑をひらくと、「コメツブツメクサ」や「キュウリソウ」など
食べものを連想させる花名もあり、思わずくすりと笑ってしまいます。
知らないことがあるって、たのしいものですね。
夏へと向かうこれからの時期、どんな草花たちと出会えるのかいまからわくわくしています。
店内に生けた草花が、来られた方の目にとまり心和みますよう。
すこしずつ、上達したいなと思います。
カテゴリー:季節のこと
七夕飾り
2020年7月8日
7月に入り、梅雨明けの待ち遠しい日々が続いていますね。
七夕にちなみ、お店の入り口では笹飾りが皆さまをお迎えしていました。

先の見通せない日々に不安もつのりますが、古民家で過ごすひと時、皆さまが心穏やかでいられますよう願っています。
お店の再開からはひと月が過ぎました。
再開を心待ちにいらして下さった方や、久しぶりの外食に心和んだと喜んで下さった方々。
ありがとうございます。
これからも皆さまにとってより心地の良い場所となれるよう、スタッフ一同努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
カテゴリー:季節のこと
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