長月(九月)の箱寿司御膳
2020年9月5日
瞬く間にすぎた夏の、残暑は未だ続きますが、
今朝の空は高く、季節は確実に秋へと向かっているようです。
民家に植えられた蜜柑の木に、青い実がなっているのを見かけました。
秋は実りの季節。りげんどうのお食事も、今月は秋の味覚満載でお作りしております。
本日は、箱寿司御膳のご紹介をいたします。
週末限定で始めた箱寿司のお膳。
先月からは平日にもお出し出来るようになりました。
見た目の鮮やかさと、ひとつひとつ丁寧に作り込まれた具材の美しさ。
他では食べられないお料理と、毎回ご好評いただいております。
土台となる寿司飯を、押し寿司用の木枠に敷きつめ、間に椎茸と昆布の佃煮をはさみます。
うえから錦糸卵を散らして型取りすると・・・


ずっしりと大きな押し寿司が出来上がります。
以前の野菜寿司と比べ、ボリューム感がしっかりとあるのも箱寿司の魅力。
型取りしたお寿司を切り分け、旬のお野菜を盛り込みます。
限られた面積に多くの具材を盛り込む作業は集中力がいりますが、
ここは腕の見せどころ。キッチンのスタッフが毎朝心を込めてお作りしています。
仕上がったお寿司がこちら。

お客様のもとへお運びすると、「わあ」と歓声があがることもしばしば。
喜びのお声をいただくと、こちらまで「やったあ!」と声をあげてしまいそうになります。
さて、今回具材につかったものは以下のとおりです。
(※仕入れにより異なります)
①モロッコインゲンのお浸し
②無花果(いちじく)
③マコモダケ 森田醤油のもろみとクリームチーズ添え
④揚げ茄子 自家製のカレーペースト添え
⑤金糸瓜(きんしうり)の甘酢漬け
⑥銀杏素揚げ
⑦菊の花(黄・紫)甘酢和え
⑧金時草(きんじそう)のお浸し
⑨新レンコンの甘酢漬け 自家製梅酢と梅甘酢
⑩あわび茸のソテー
普段召し上がる機会の少ない食材も多くつかっておりますので、
見た目にもお味にも、きっとご満足いただけると思います。
ひとつひとつ、心を込めてお作りしております。
箱寿司御膳は数に限りがございますので、ぜひご予約の上お召し上がりください。
秋の味覚たっぷりの箱寿司御膳、ぜひご賞味くださいませ。
カテゴリー:お食事、デザート(カフェタイム)
べにひかり紅茶をつかったフルーツティーのおすすめ。
2020年8月28日
日のながい夏の夕べ、水滴したたるグラスを持って、物思いにふけるひととき。

せわしない日々のなかで、美味しい一杯の飲み物を
ゆっくりと傾けることのできる時間はとても貴重なものですよね。
本日は、定番商品をつかった、フルーツティーのレシピをご紹介いたします。
~ 出雲・西製茶所さんのべにひかり紅茶 ~
べにひかり紅茶は日本で開発された紅茶用の品種で、
幻の品種と言われるほど全国的にも栽培面積が少ない希少な茶葉です。
鮮やかな紅色のお茶の色と、鼻に抜ける清々しい香りが特徴。
またお茶を淹れた際の色が鮮やかなため、夏場はアイスティーにも適しています。
本日は、こちらの茶葉をつかったフルーツティーのレシピをご紹介いたします。

材料はこちらの3つのみの簡単なレシピです。
・べにひかり紅茶のティーバッグ
・お好みのフルーツ
・お砂糖やはちみつなど、お好みの甘味料
フルーツティーにも様々なものがありますが、
紅茶は桃やプラム、ネクタリンなどといった
「核果」(かくか)と呼ばれる果物との相性が良いようです。
作り方は以下のとおり。
①お湯出しした紅茶はあたたかいうちにお砂糖を溶かし混ぜておきます
②粗熱がとれたら、よく洗った果物を皮つきのままカットして加えます
③3~4時間冷やせば飲み頃に
出来上がったフルーツティーにゼラチンを加えて固めれば、見た目にも美しい紅茶のゼリーに。
和紅茶ならではの優しい味わい、ぜひお試しくださいませ。
カテゴリー:商品について
りげんどう、夏の手仕事。梅仕事。
2020年8月20日
8月も半ばを過ぎ、夜鳴く虫の声にはやくも秋の気配を感じます。
とはいえ昼間のうだるような暑さは身体に厳しく、日々を送るのがやっとというのが現状です。じりじりと照りつける夏の陽ざしは、ひとの身体には辛いものですが、食材を干すには絶好の日和。ながいながい梅雨の間、塩に漬かって出番を待っていた梅たちを、ようやく干すことが出来ました。

大きな竹ざるの上に紅く染まった梅を並べると、ふうわりと紫蘇の香りが立ち上ります。和歌山県・蔵光農園から届いた南高梅は大粒で見事なこと。ご覧になったお客様からも「わあ」と歓声が上がりました。

干しあがった梅をガラス瓶につめ、あとは時間が美味しくしてくれるのを待つのみです。たわわに実った梅を、夏の太陽の力をかりてつくる楽しみ。この時期ならではの手仕事には、急がずに待つ、ゆったりとした時間のたのしみもあるのでした。
カテゴリー:季節のこと
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