改修工事 はじまりからおわりまで
ドライウォッシュ工法のながれ ダイジェスト
2011年7月20日

この度床に施されるのは、洗いだしと言いながら、
水を使わないドライウォッシュ工法になります。
品川さんが考案されたもので、その流れをダイジェストで。
大工さんが、フェルトを貼ってくださっていた部分。

品川ファミリーが到着されてすぐ、ドライウォッシュ工法を施す幅木の計測を。

古い建物ですので、幅木の高さが均一ではなく、職人さんの腕の見せ所。

その前に、ラスを貼るのは必須。大工の山本さんがされています。

ラスの上に、セメントで下塗りをしたところ。幅木の部分まで塗ってあります。

養生テープを仕上がりの高さに貼ります。

寒水の入ったセメントを塗って、

乾いたところで、ブラシをかけます。

ブラシをほぼかけ終わったところです。

計測時からすると、壁にも漆喰が塗られ、雰囲気がでてきました。
この後、ドライウォッシュ工法を、下地から追ってみたいと思います。
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モルタル仕上げと下地
2011年7月19日

博さんによるモルタル仕上げ。

その様子を追ってみたいと思います。

まずは、シーラーを床に塗ります。

その上に、ネットを貼ります

ネットの上に、セメントを下塗りします。

再びネットを貼ります。
その傍らで、セメントを練って供給。空間に、静と動が共存しているような感覚です。
砂、お水を混ぜて調整します。









ネットファイバーを貼った上に、セメントを上塗りします。

じょうぎずりをします。

乾きを見て、木ごてをあてます。










ひずみや、凹凸を取ります。

再び木ごてをあてます。

このまま、少し乾くまで待ちます。

そして、こて目地を入れます。

平にします。

2回押さえます。

そして、その後、同じ材料を、ドライウォッシュ工法を施す部分の下地に使います。

材料を有効に使うよう、計算されつくしたモルタルの仕上げから、下地への流れです。
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目地入れをします
2011年7月18日

床の上塗りの前に、目地入れをします。

床から仕上がりの高さを計測。

その高さに、赤い水糸を張ります。

目地の部分に水を振ります。セメントが接着し易いのと、

水分が床に取られないためです。

水糸の下に、セメントを敷き、

その上に目地棒をおきます。

セメントを目地際まで寄せます。

余分なセメントを取り除き、

セメントを目地際まで寄せます。

目地棒をそっと叩いて、セメントに入れていきます。

再び、目地際に寄せて、

水糸にセメントがつかないように引きながら、

水糸の高さに合わせていきます。

水糸の高さに、目地が仕上がりました。

すでに出来上がった目地に、万が一見落としがあった場合に備えて、最終の処理をします。
すでに床に敷いてある古材板の高さと、目地の高さが同じになっています。
目地棒を抜いたあとできる線は、デザインでもあったり、
床にあつまったひずみを集める役割があるそうです。
玄関口でも、目地入れをされていました。

上塗りは親方がご担当です。










工程が進んだ状態です。後にドライウォッシュ加工をします。
◇◆◇◆
その後、目地は、すべて仕上がってから、このように抜かれます。




目地を取り除いた後は、サンドペーパーで角を滑らかにします。
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