りげんどう、夏の手仕事。梅仕事。

2020年8月20日

8月も半ばを過ぎ、夜鳴く虫の声にはやくも秋の気配を感じます。

とはいえ昼間のうだるような暑さは身体に厳しく、日々を送るのがやっとというのが現状です。じりじりと照りつける夏の陽ざしは、ひとの身体には辛いものですが、食材を干すには絶好の日和。ながいながい梅雨の間、塩に漬かって出番を待っていた梅たちを、ようやく干すことが出来ました。

大きな竹ざるの上に紅く染まった梅を並べると、ふうわりと紫蘇の香りが立ち上ります。和歌山県・蔵光農園から届いた南高梅は大粒で見事なこと。ご覧になったお客様からも「わあ」と歓声が上がりました。

こちらは干してから3日目の梅の様子です。梅の表面にうっすらと吹いた塩をみているだけで、のどの奥がきゅうっとすぼまります。

干しあがった梅をガラス瓶につめ、あとは時間が美味しくしてくれるのを待つのみです。たわわに実った梅を、夏の太陽の力をかりてつくる楽しみ。この時期ならではの手仕事には、急がずに待つ、ゆったりとした時間のたのしみもあるのでした。