季節のこと

りげんどう、夏の手仕事。梅仕事。

2020年8月20日

8月も半ばを過ぎ、夜鳴く虫の声にはやくも秋の気配を感じます。

とはいえ昼間のうだるような暑さは身体に厳しく、日々を送るのがやっとというのが現状です。じりじりと照りつける夏の陽ざしは、ひとの身体には辛いものですが、食材を干すには絶好の日和。ながいながい梅雨の間、塩に漬かって出番を待っていた梅たちを、ようやく干すことが出来ました。

大きな竹ざるの上に紅く染まった梅を並べると、ふうわりと紫蘇の香りが立ち上ります。和歌山県・蔵光農園から届いた南高梅は大粒で見事なこと。ご覧になったお客様からも「わあ」と歓声が上がりました。

こちらは干してから3日目の梅の様子です。梅の表面にうっすらと吹いた塩をみているだけで、のどの奥がきゅうっとすぼまります。

干しあがった梅をガラス瓶につめ、あとは時間が美味しくしてくれるのを待つのみです。たわわに実った梅を、夏の太陽の力をかりてつくる楽しみ。この時期ならではの手仕事には、急がずに待つ、ゆったりとした時間のたのしみもあるのでした。

草花のこと

2020年7月9日

こんにちは。スタッフの森川です。
今日は店内に生ける草花についてお話したいと思います。

お店が営業自粛となった4月のこと。

外出もままならない中で、日々のなぐさめは一日に一度自宅近くを散歩する時間でした。
行く場所があるでもなく、気のおもむくままのんびりと歩いていると、
目に入ってくるのは小さく可憐な野の花々。

普段せわしなく自転車で通る時には気が付かなかったのですが、
注意して歩いていると、見たことのない植物があちらにも、こちらにも。

道端で出会う草花には、生花店に並ぶバラやダリアなどの華やかさはないものの、
なにか心に寄り添い、沁みわたるやさしさがあるように思いました。
咲こう、咲こうとする春の息吹をそこかしこに感じると、
ふさいでいた自分の心もゆっくりとほぐれるようでした。

お店が再開した日には、このちいさな草花を生けよう。
古民家のぬくもりに自然のいろどりを添えよう。
そう思ってからは、植物図鑑を片手に散歩するようになりました。
図鑑をひらくと、「コメツブツメクサ」や「キュウリソウ」など
食べものを連想させる花名もあり、思わずくすりと笑ってしまいます。
知らないことがあるって、たのしいものですね。

夏へと向かうこれからの時期、どんな草花たちと出会えるのかいまからわくわくしています。
店内に生けた草花が、来られた方の目にとまり心和みますよう。
すこしずつ、上達したいなと思います。

七夕飾り

2020年7月8日

7月に入り、梅雨明けの待ち遠しい日々が続いていますね。
七夕にちなみ、お店の入り口では笹飾りが皆さまをお迎えしていました。

先の見通せない日々に不安もつのりますが、古民家で過ごすひと時、皆さまが心穏やかでいられますよう願っています。

お店の再開からはひと月が過ぎました。
再開を心待ちにいらして下さった方や、久しぶりの外食に心和んだと喜んで下さった方々。
ありがとうございます。
これからも皆さまにとってより心地の良い場所となれるよう、スタッフ一同努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。