りげんどうの日々

塗装まわり

蜜ろう塗り

2011年7月9日

柿渋塗りが終わったら、次は、蜜ろうを塗ります。階段室の高いところにも。

関係者の皆さまで、色味の検討の結果、

蜜ろうを塗ると色が深まるということで決定。

この度ご担当された皆様。

篠原メタル工業の篠原友行さん。61歳。

お顔が見えないので、休憩中に。

岩田卓朗さん 32歳。

和田 海さん 32歳

こちらが蜜ろう。唐辛子入りで防虫効果があるそうです。

2階のトイレ、

玄関まわり、

建具の細かい所にも。

2階にあるがれきの運搬もご担当。

一階まで軽々と。

運んでくださいました。

お二人は同級生だそうです。


休憩時間の景色。

一階の古材板も蜜ろうをぬって色を深めます。

階段の面にも蜜ろうを塗ることになりました。

養生をしてあるビニールを剥ぎます。

お掃除をして、開始。

和田さんは上から下へと塗られます。

カフェのオーナーであったり、

作家であったり、

13歳のお子様のお父様です。

蜜ろうが足りなくなって、岩田さんから補給。

和田さんの担当部分終了。

最後は、岩田さんが磨いて終了。

他にも木工のお仕事をされているそうです。

 

建物の中が、深い地茶色になりました。いろいろな分野、地域の方が関わってくださっている建物です。

柿渋塗り

2011年7月8日

柿渋塗りが始まりました。こちらは岡本さんの奥様。
仕事の他に、大工さんの賄いを一手に引き受けて、朝、昼、晩ご飯の用意もご担当。

柿渋に

墨を混ぜたり、

べんがら粉を混ぜで、色を作ります。

色が決まりました。

塗られていたペンキを剥いだりと、用意。

2階から柿渋塗りが始まります。


建具は奥さまが担当、柱などはご主人が主に担当されています。

と思っていたら、

奥さまも柱を担当されています。

ペンキが塗ってあった柱で、

剥離剤で落ちきっていないものも多数あります。

そこで、古いペンキが残っている所に、柿渋を塗り

やすりでこすって、

    

柿渋を塗ると、古いペンキではじかれず馴染むそうです。

2階の柱が終わったら、

     

2階のトイレ、

そして、

階段

徐々に階を移して、1階へ。

一階の柱すべてを

塗り終えられて、終了。

岡本さんが帰られた後、きれいに塗られた建具が並べてありました。
そして、柿渋を残して帰っていただき、その後新たに加わった建具などに、
大工さんが柿渋を塗られます。

こちらの建具は撤去。

釘を外して、

こちらに、

新しく入る建具の大きさを調節して、

入れます。

柿渋を塗って色を合わせます。

玄関の建具です。

新しく壁を作ります。


よろい工法です。

      

仕上がったところで柿渋を塗って

     

細々したところを微調整。

  

玄関のトーンがそろいました。

ちなみにこちら、4月に着工した時には、

このような感じでした。

さらに木材保護剤を塗ります。

2011年7月7日

こちらの担当も、岡本夫妻。

予め、マスカーで、

養生をします。

そして、奥様が初めの一塗り。

こちらの現場では、唯一の女性職人さんです。

ご主人は、建物本体から塗り始められます。

屋根裏から始まって、

下へ。

まんべんなく、入念に。

徐々に奥様にもご登場願うとしまして、、

ご夫婦での強固な協力体制。

奥さまは、向かって右側の部分を塗られていますが、

ご主人と同じ段を塗られています。

息がぴったり、  

リズムもぴったり。

印象的な青い窓まわり。

色味の相談を、設計士の渡部さんと。

一度目の色はウォールナットでしたが、

上に、レッドオークを重ね塗りしてみます。

こちらは見本。いい感じ!ということで、

レッドオークを重ねて塗ることになりました。

鴨居と、建具の色を合わせます。

建物の古い部分と色がそろいました。

建具を外して、乾燥中。